■アンテナ撤去を自分で行う場合の流れ
最初に、アンテナ撤去に事前の申請や特別な資格を持っている必要はありません。
誰でも自由にアンテナ撤去をすることは可能です。では早速、アンテナ撤去の方法を一連の流れと共に解説します。
アンテナの場所を確認
はじめに、アンテナの場所を確認します。ほとんど見る機会がない屋根上のためアンテナ位置を確認することは重要です。なぜなら、作業に入る前に、動線を確認しアンテナまでのルートを確保する必要があるからです。
特に、屋根の形状が入り組んでいたり、アンテナの位置が下から見にくい場合は念入りにアンテナの場所を確認するようにしましょう。
はしごや脚立を使いアンテナの場所に登る
次に、アンテナまでのルートが確保できたら、はしごや脚立を使ってアンテナがある屋根上まで登ります。
この時、高所での作業となるため、必ずはしごを押さえる人や、全体を見渡せる人を配置するなど複数人で作業することを推奨します。
1人ではしごに登って作業することは、大変危険ですので絶対にやめましょう。
取付金具からアンテナを外す
アンテナの固定方法は八木式アンテナとBSCSアンテナで違うため、撤去の作業が一部異なります。
八木式アンテナの場合、アンテナを固定するためのワイヤーを外した後、支柱からアンテナ本体を取り外したのち、支柱と屋根馬を取り外します。逆に、BSCSアンテナはワイヤーでの固定ではなく金具での固定のため、BSCSアンテナを固定していた金具を取り外しての作業になります。
取付金具・アンテナに繋がる支線・配線を外す
アンテナに繋がる支線や配線とは、アンテナを固定していたワイヤーやアンテナから宅内まで繋げていた同軸ケーブル(アンテナケーブル)のことで、不要な場合は切断します。
特に漏電を起こしている場合を想定して、絶縁用の手袋を着用するなどの対策もしてください。
取り外したアンテナや金具を処分する
最後に、取り外したアンテナや金具、ワイヤーやケーブルを処分します。
特にアンテナ本体は重く大きいため、屋根から降ろすまでは気を抜かず作業しましょう。また、ワイヤーやケーブル類は長さがあるので、足を引っかけたり巻き付いたりしないように注意が必要です。
■自分で外す場合に必要な道具と注意点
高所での作業や不安定な足場は、思わぬ危険が潜んでおり大きな事故に
発展する場合もあります。ここでは、アンテナを自分で撤去するときに必要な道具と注意点を解説します。
道具や工具の準備
まず、アンテナ撤去に必要な道具を準備してください。
代表的な道具として、はしごや絶縁手袋があります。それ以外にも、安全靴やヘルメットなど身を守る装備や、レンチやニッパなどの工具も準備してください。
はしごは屋根まで届くような長いものが必要なため、準備するだけでも大きな出費となるでしょう。また、配線の撤去作業やワイヤーの撤去、金具の取り外しなど、力のいる作業や細かな作業も伴うためしっかりと準備してください。
特に、上空での作業中はむやみに近くの電線に触れないように注意しましょう。
はしごや屋根からの転落事故
次に、アンテナを自分で外す場合の注意点として、はしごや屋根からの落下事故には気をつけましょう。
不慣れな場所での作業となるため、高所からの落下事故が発生するリスクは高まります。屋根上は地上と違って、遮るものがなく突風などの影響を受けやすい状態となっています。安全帯をつけて作業をしたり、天候が悪い日は延期するなど状況をみながら安全な環境でアンテナ撤去作業を行ってください。
アンテナの落下による事故
落下事故は、自分の身に起こる問題だけではありません。
アンテナの落下事故は以外と多く、アンテナの重量は1~3㎏前後もあるため落下すると大惨事になる可能性もあります。また、人に当たらなかったとしても、隣接する建物や自動車に落下し破損させてしまう可能性あるため、取り扱いには十分注意が必要です。
八木式アンテナは横幅もありサイズが大きいため、特に気をつけてください。
取り外したアンテナの処分
取り外した後のアンテナの処分方法についても、知っておく必要があります。
大きなアンテナは場所をとり保管するには邪魔になるため、実は撤去後の方が面倒です。そして、大きなアンテナは、粗大ゴミとして廃棄する必要があり、場合によっては費用が発生する可能性もあります。
必ず各自治体の廃棄ルールを確認した上で、正しい方法で廃棄するようにしましょう。
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アンテナ見積もりはコチラ■アンテナ撤去を業者に依頼すると?
ここまで、自分でアンテナを撤去する流れや撤去に必要な道具、作業における注意点について解説しましたが、アンテナ撤去は意外と面倒だということが分かったと思います。そして、安全に撤去するには、道具を買い揃える必要があり出費も増えます。
では、もしアンテナ撤去を専門業者に依頼すると、その費用はどうなるでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
相場は大体1万円~3万円
アンテナ撤去にかかる費用の相場は、大体1万円~3万円と言われています。
ここで注意して欲しいのが、安すぎる金額の表記に惑わされないことです。「アンテナ撤去5,000円」などといった安価なうたい文句は、基本料金だけの場合があったりします。次の項目で詳しく触れますが、撤去にかかる費用は、足し算で請求されることが多く、アンテナ撤去にかかる総費用ではない場合がほとんどです。
「5,000円ポッキリ」ではないことに注意して、申し込みするようにしてください。
作業内容や設置場所により金額が変動することも
アンテナ撤去の相場を、「大体これぐらい」とお伝えしたのには訳があります。
なぜなら、作業内容や設置場所などによって当初の金額から大きく上乗せされる場合があるからです。例えば、撤去するアンテナの種類が地デジアンテナとBSCSアンテナだけの違いでも、金額は変わります。また、アンテナ撤去費用とは、アンテナ本体を撤去するだけの費用ではありません。ブースターやケーブル線を処分する費用のほかに、出張費や駐車料金、屋根上作業の場合は、高所作業費などが別途追加で発生することもあります。
ですから、作業当日まで追加になる費用が分からないという請求の工事ではなく、必ず現地調査を含む事前見積もりをするようにしましょう。
アンテナ撤去の依頼先
アンテナ撤去の依頼先には、次のような業者や店舗があります。
・リフォーム業者
・外壁・塗装業者
・引っ越し業者
・家電量販店
・アンテナ工事専門業者
この中でも、アンテナ工事専門業者以外はアンテナ撤去のみの工事を行ってくれない可能性があります。
家のリフォームや外壁の修繕と同時や、新しいアンテナを購入したので設置時などに撤去してくれる場合があるでしょう。しかし、特殊工事や専門的な知識が必要な撤去の場合、作業を断られることもあるため、アンテナ撤去の依頼は専門業者がおすすめします。
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■まとめ
今回は、アンテナ撤去を自分で行う場合の方法と注意点や、アンテナ業者に撤去を依頼した場合のメリットについて解説しました。
自分で行うアンテナ撤去は、意外と事前準備や作業に時間がかかることがご理解いただけたかと思います。また、安全に安心してアンテナ撤去を行いたい方は、アンテナ撤去を行っているアンテナ工事専門業者をおすすめします。
本記事が、アンテナ撤去を検討している方への参考となれば幸いです。
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