自分でアンテナを設置する場合のメリットとデメリット

結論、アンテナ業者や電気店に依頼せずに、自分でアンテナ設置することは可能です。
しかし、アンテナ設置を自分でする場合のメリットとデメリットを、しっかりと理解しておかなければ、思わぬ事故や問題が発生する可能性もあります。
そこで自分でアンテナ設置をする、メリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
メリット
自分でアンテナを設置する場合、次の2つのメリットがあります。
・設置費用を抑えられる
・設置業者を家に入れなくても良い
正しい知識と適切な設置を心がければ、自分で設置するメリットも存在します。
設置費用を抑えられる
ほとんどの人が、自分でアンテナを設置する理由の1番に、「設置費用を抑えられる」を挙げられるのではないでしょうか。
自分でアンテナ設置をDIYすれば、アンテナ工事業者へ支払う工事費用や手数料など、設置コストを安く抑えることができます。工事業者へ支払うとなると人件費や高所作業費などの追加費用が発生する場合もあり、予算を大きく上回るのを抑えることができるDIYは人気があります。
設置業者を家に入れなくても良い
次に、諸事情でアンテナ業者を家に入れたくない人にとっては、自分でアンテナ設置するメリットといえるでしょう。
業者が家に上がって作業している時間が嫌だという人にとっては、自分で設置を検討してみても良いかもしれませんが、誰でも簡単にできる作業ではないことは、理解しておく必要があります。
デメリット
次に、自分でアンテナを設置する場合、次の3つのデメリットがあります。
・危険が伴う
・想定より大掛かりな作業になってしまう恐れがある
・設置後にテレビが映らなくなった場合の保証がない
デメリットを知らないまま、自分でアンテナ設置をすることは非常にリスクを伴います。それでは実際にどのようなデメリットがあるか見ていきましょう。
危険が伴う
自分でアンテナ設置する場合に、最も気をつけなければならないことは、アンテナ設置は危険を伴う作業であるということです。
高所である屋根上での作業は、風の影響を受けやすく不安定な足場は落下の危険性があります。特に、自分一人で作業しがちですが、必ず補助する人やサポートができる環境環行わなかった場合、重大な事故につながる恐れもあり注意が必要です。
想定より大掛かりな作業になってしまう恐れがある
これもよくある話ですが、当初予定していた作業が想定以上に難航し、時間や購入部品が大きくなる場合もあります。
他にも、屋根上の瓦を割ってしまったり、移動時にアンテナで外壁を傷つけてしまったなど、アンテナ設置以外の部分での余計な出費や大掛かりな工事へ発展してしまうというリスクも潜んでいることを理解しておきましょう。
設置後にテレビが映らなくなった場合の保証がない
最後に、自分でアンテナ工事をする場合、どこからも保証が発生しないということです。
つまり、すべて自己責任において設置工事を行うため、相当な知識と手際の良さが求められます。万が一、アンテナを破損したり壁を傷つけたりしても保証はないのです。
上記のリスクやデメリットを十分理解し、納得した上で作業を行う必要があることをご承知おきください。
自分でアンテナを設置する場合に必要となる主な工具・材料

ここまで、自分でアンテナ設置する場合のメリットとデメリットを紹介しましたが、実際に設置するとなると、色々な工具や材料が必要になります。
それでは、最低限必要なものについて確認していきます。
梯子・脚立
梯子は、屋根上に登るために必要なものです。
また、屋根裏の配線を確認したり通気口を開けたりする場合、脚立があれば作業がしやすくなります。
電波到来方向の確認やレベルのチェックができる機器
次に、電波の方法を調べることができるレベルチェッカーがあれば、正確な測定が可能です。
チェッカーはホームセンターなどで購入が可能ですが、このためだけに購入するのは金額的にも正直おすすめはしません。
チェッカーの代用として、簡易的に電波塔の方向と知るには、近所の屋根上に上がっているアンテナの方向をみれば、ある程度の方向は調整可能です。
アンテナ本体・取付金具
アンテナ本体の種類は、屋根上に設置する八木式アンテナやユニコーンアンテナ、壁面やベランダの手すりなどに設置するデザインアンテナなどがあります。
それぞれのアンテナには、落下を防止するための固定する金具が存在するため、併せて購入する必要があります。
ブースター
ブースターとは、テレビ放送の信号を増幅する機器のことです。
信号レベルが基準値に満たない場合や、分配器を使って複数台テレビを設置する場合、テレビ信号のレベルが低下することがあり、電波ブースターを設置して電波を増幅する必要があります。
その他ケーブルなどの細かい材料
上記以外にも、必要な材料が存在します。
アンテナから、テレビまでをつなぐ同軸ケーブルや、複数台テレビをつなぐ分配器や接続端子、ケーブルをまとめたり絶影絶縁するための結束バンドや絶縁テープ、工具としてドライバーやレンチの他、安全に作業するためのヘルメットや安全メガネ、手袋などすべてを揃えると、かなりの出費になることがお分かりいただけたかと思います。
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アンテナ見積もりはコチラアンテナ設置をプロに依頼するメリット

ここまで、自分でアンテナ設置をした場合のデメリットや、事前に大掛かりな準備が必要だということが分かったと思いますが、次に、アンテナ設置をプロの業者に依頼した場合のメリットをご紹介します。
工具や部材の用意が不要
もちろんですが、アンテナ業者に依頼した場合は工具や部材を用意する必要はありません。
たった1回のアンテナ設置のために、アンテナ設置のための工具や部材を揃える必要はないのです。業者はあらゆる工具を駆使して、あなたのお宅のアンテナ取付のためにしっかりと希望通りに設置してくれます。
保証がついている
自分でアンテナを取り付けた場合、何か問題があっても誰も保証はしてくれません。すべて自己責任において作業をする必要があります。
しかし、アンテナ業者に依頼した場合、保証制度を完備しているアンテナ業者はあります。また、アンテナ業者は最新の注意を払って作業しますが、万が一、壁や瓦を壊してしまったとしても責任はアンテナ業者にあります。
事故や危険の心配がない
最後に、事故や危険の心配がないことはとても重要なことです。
プロのアンテナ業者はしっかりと安全対策し、事故が内容に作業を実施します。自分でアンテナ設置をする場合、常に危険と隣り合わせで作業をすることになるため、業者に依頼するとその心配もなくなるでしょう。
まとめ
今回は、自分でアンテナを設置するメリットとデメリットについて、プロの業者に依頼するメリットとの比較を詳しく解説しました。
自分でもテレビアンテナの設置は可能ですが、設置コストや保証、安全面からみても専門業者に依頼するメリットの方が大きいことがご理解いただけたと思います。
本記事が、テレビアンテナを自分で設置するか、業者に依頼するか迷われている方への参考となれば幸いです。
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