■B-CASカードの概要と主なケース

では早速ですが、B-CASカードの概要とB-CASカードのエラーについて解説します。
エラー内容を知ることで、適切な対処が可能になるはずです。それでは見ていきしょう。
B-CASカードとは?
B-CASカードとは、そもそも地上デジタル放送を視聴するために必要なICカードで、その名前の由来は、ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズのそれぞれの頭文字(B-CAS)から「ビーキャス」と呼ばれています。
B-CASカードは、地上デジタル放送、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送の番組の著作権保護、有料放送、自動表示メッセージ、データ放送の双方向サービスなどに利用されており、2000年12月のBSデジタル放送開始時に、有料放送契約者(WOWOW)の視聴のために運用が開始されました。
現在では、すべてのテレビや録画機器にB-CASカードが同梱されています。
B-CASカードの物理的破損
B-CASカードはICチップが埋め込まれたプラスチックのカードなため、乱暴に取り扱うと簡単に折れてしまいます。
B-CASカードが破損すると、カードを正しく読み取らなくなりテレビの視聴が出来なくなってしまいます。また、カードは無傷でも、裏面の金属製のICチップに傷がついたり、汚れたりすると正常に信号を読み取れなくなってしまうこともあります。
TVや録画機のカードスロットの故障
B-CASカードは、テレビの側面や録画機にあるカードスロットに差し込むことで、テレビの視聴が可能になりますが、差し込み側のカードスロットが故障や詰まりがあると、正しくカードを読み取らない場合があります。
B-CASカードは破損していないが、正しくカードを挿入してもエラーや視聴が出来ない場合は、カードスロット側の故障を疑いましょう。
TVや録画機およびB-CASカードの接触不良
これもよくあるケースですが、接触不要による視聴不良です。
B-CASカードの接触不良は、ICチップの部分が汚れたり、ホコリがつくと上手く読み取らない場合があります。乾いた布でやさしく拭き取るようにしましょう。
TVや録画機側の読み取り不良についても、ゴミが詰まっていないか確認し、掃除機で綺麗に掃除し、改善するか試してみましょう。
B-CASカード以外のエラーメッセージが出る場合
B-CASカード関連のエラー以外の、エラーメッセージによる視聴不可が発生するケースも存在します。例えば、エラーコード「E201」や「E202」などです。
E201は、降雨や急激な気象の変化で、電波が弱くなったことにより低階層映像に切り替わった際に表示されるメッセージです。雨がやみ天候が回復すれば自然と復旧するエラーです。
また、E202は、ケーブル線やコネクターの抜けや緩みが原因で発生するエラーです。ケーブルやコネクターの接続確認をしてみましょう。
アンテナ設備やブースター・分配器の不具合の可能性も
B-CASカード、TV、録画機器、配線以外にも視聴に影響がでるものがあります。
アンテナ設備の故障やブースター・分配器の不具合などです。これらの故障や不具合は素人では中々判断がつかない問題です。悪天候後にアンテナの向きがズレたり曲がったりすると映像は乱れます。落雷によりブースターがショートしたり、屋外に設置された分配器が故障する可能性もあります。
火災の原因にもなりかねないため、少しでも異変に気付いた場合は、アンテナ専門業者へ確認してもらうことをオススメします。
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アンテナ見積もりはコチラ■B-CASカードに関するエラーが出た場合の対処方法

それでは実際に、B-CASカードのエラーが発生した時の対処方法について解説します。
①カードのICチップ部分の拭き取り
B-CASカードに関するエラーが出た場合、一度カードを抜き取って、再度カードを挿入し直しましょう。改善しない場合は、カードのICチップ側を乾いたやわらかい布で、きれいにふき取ってから挿入するとより効果的です。
B-CASカードの問題で、正しくカードが挿入されていないことや接触不良が原因の場合、大抵はこの方法でエラーは改善します。しかし、この方法でも改善しない場合は他にエラーの原因があることを疑いましょう。
②B-CASカードの購入(交換)
B-CASカードを確認した際、明らかにカードが破損している場合、B-CASカードの購入や交換が必要となります。
カードが破損してしまったり、紛失してしまった場合は有償でB-CASカードを発行してもらうことができます。また、故意ではない劣化などの理由によるカードの故障の場合、無償でB-CASカードを交換してもらえる可能性もあります。
詳しくは、 B-CASカードを確認してください。
③TVや録画機の修理や購入
B-CASカードのエラーだけが、視聴ができない原因とは限りません。
TV本体や録画機器の故障や不具合で、視聴が出来なくなることもあります。まずは、どこに問題があるか切り分けをする必要があります。
切り分け方法として、B-CASカードが原因のエラーメッセージがテレビ画面に出ていないか確認します。E100、E101、E102はそれぞれB-CAS関連のエラーメッセージです。
それ以外にも、複数台テレビを持っているご家庭であれば、B-CASカードの入れ替えをして視聴できるか試すことも有効です。入れ替えた際、別のテレビで視聴ができた場合は、テレビ側に問題があることが特定できるでしょう。
原因が分からない場合は問い合わせがオススメ
それでも原因が突き止めることができない場合は、症状が出ている状態で専門のアンテナ業者へお問合せすることをオススメします。
B-CASカードやテレビや録画機に問題がなくても、テレビの視聴ができなくなる原因は他にもあります。屋根上にあるアンテナや宅内へ引き込まれたケーブル線の不具合、1本のケーブルを2本以上に分ける分配器や、電波を増幅させるブースターから端子の不良など、素人では特定することは難しい原因もあります。
原因が分からず、急ぎで問題を解決したい場合は、至急、アンテナ専門会社のプロにお問合せすることを推奨します。
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アンテナ見積もりはコチラ■まとめ
今回は、突然起こるB-CASカードのエラーについて、発生の原因と対処方法を詳しく解説しました。
前触れもなく急に発生するテレビの問題ですが、冷静に1つずつ確認すれば意外と改善することがお分かりいただけたかと思います。
しかしながら、素人での対応は一時的な改善だけの可能性もあり、根本の原因解消には至っていない場合もあるため、必要に応じてアンテナ専門業者に確認してもらうことをオススメします。
本記事が、B-CASカードエラーの対処方法で困っている方の、一助となれば幸いです。