知らないと損!テレビ放送にあったケーブル選びと交換タイミングや注意点

テレビの映像が急に悪くなったり、音が途切れたりしていませんか?
その原因、もしかしたらテレビアンテナケーブルにあるかもしれません。


アンテナやテレビ本体に目が行きがちですが、実は、受信する放送の種類によって最適なケーブルが異なります。


地上デジタル放送、BS/CS放送、そして高精細な4K・8K放送。
それぞれの信号を最大限に引き出すためには、適切なケーブル選びが非常に重要です。

ここでは、テレビアンテナケーブルの種類から、交換時期の目安、そして交換作業時の注意点までを詳しく解説します。

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テレビアンテナとテレビを接続するために使用されるのが「同軸ケーブル」です。

同軸ケーブルは、中心の導体を絶縁体で覆い、さらに金属製のシールドで保護する構造になっています。

これにより、外部からの電波ノイズを遮断し、安定した信号伝送を可能にします。

ここからは、一般的に使われる同軸ケーブルの主な規格などについて詳しく解説していきます。

一般的に使われる同軸ケーブルには、主に以下の3つの規格があります。

・S-5C-FB:直径は約7mm。ノイズに強く、地上デジタル放送はもちろん、BS・CS放送、そして4K8K放送にも対応できる万能タイプです。多くの新築住宅で標準的に採用されています。

・S-4C-FB:直径は約6mm。S-5C-FBに比べて取り回しがしやすく、室内での配線や短距離の接続に適しています。

・S-2.5C-FB:比較的細く、価格も手頃ですが、信号の減衰が大きいため長距離配線には適していません。短距離での使用に限られます。

屋外で使用する場合は、紫外線や雨風の影響を受けやすいため、耐候性・防水性に優れたケーブルを選ぶことが不可欠です。

見た目は似ているこれらのケーブルですが、「地デジ専用」と「BS/CS対応」では、対応できる周波数帯が大きく異なります。

地上デジタル放送が主に470〜710MHzの周波数帯を使用するのに対し、BS/CS放送は950〜3224MHzという、より高い周波数帯を使用します。

そのため、BS/CS対応ケーブルは、より強力なシールド構造を持ち、外部ノイズの影響を受けにくい設計となっています。

つまり、BS/CS対応ケーブルは地上デジタル放送の視聴にも使用できますが、地デジ専用ケーブルではBS/CS放送を正しく受信できない可能性があります。

今後、衛星放送や4Kチャンネルの視聴を検討している場合は、最初から「BS/CS・4K8K対応」のケーブルを選んでおくのがおすすめです。

4K・8K放送は、従来の地上デジタル放送やBS/CS放送よりも、はるかに高い周波数帯を使用します。

そのため、従来のケーブルでは信号が減衰し、映像の品質が低下する可能性があります。4K・8K放送を最大限に楽しむためには、3224MHzまでの伝送に対応したケーブルが必須です。

将来的に4Kテレビや8Kチューナーの導入を考えているのであれば、あらかじめこれらの規格に対応したケーブルを選んでおくことで、将来的なアップグレードの手間を省くことが可能です。

価格差も以前に比べて小さくなっているため、長く快適にテレビを楽しむのであれば、4K8K対応ケーブルを選ぶことが標準的な選択と言えます。

テレビの映像が乱れたり、突然ノイズが走るようになったら、それはケーブル交換のサインかもしれません。

アンテナやテレビ本体が正常でも、古いケーブルが原因で信号が劣化しているケースは多くあります。

ここでは、交換が必要となる主なタイミングを紹介します。

屋外に設置されたケーブルは、常に雨風や直射日光にさらされるため、経年劣化が進みやすいです。

長期間の使用により、ケーブルの被覆が硬化したり、表面にひび割れが生じたりすることがあります。

内部の銅線が酸化してしまうと、映像信号にノイズが混入する原因となります。

ケーブルの色が白っぽく変色していたり、触ると硬くてパリパリと割れそうな感触がある場合は、交換のサインです。

屋外配線は、5〜10年を目安に定期的な点検と交換を行うのが理想的です。

古い住宅では、S-3C-FBやS-2.5C-FBといった細い同軸ケーブルが使用されていることがあります。

これらのケーブルは信号の減衰が大きく、4K・8K放送の信号を安定して伝送することができません。

「テレビを買い替えたのに、期待したほどの画質ではない」と感じる場合は、ケーブルの規格が古いことが原因かもしれません。

リフォームやアンテナ交換のタイミングで、最新のS-5C-FBケーブルへの交換を検討することをおすすめします。

4Kテレビを購入しても、使用しているケーブルが4K/8K放送に対応していなければ、その高画質を最大限に活かすことはできません。

特に、分配器やブースターが古い規格のままになっているケースが多く、信号が途中で減衰してしまうことがあります。

4K8K放送を視聴する際には、ケーブルだけでなく、分配器やブースターも4K8K対応のものに交換することが基本です。

ケーブルだけを新しいものに交換しても、本来の性能を発揮できない場合があることを覚えておきましょう。

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テレビアンテナケーブルの交換や新設工事では、見た目以上に細かな注意点があります。

ケーブルの種類や長さの選定を誤ると、映像の乱れや接続トラブルの原因になることもあります。

ここでは、施工や交換時に気をつけたいポイントと、よくあるトラブルを紹介します。

ケーブルは、太ければ良い、短ければ良いというわけではありません。

距離が長すぎると信号が減衰し、短すぎると接続作業が困難になります。

一般的には、屋外では5C-FB、屋内では4C-FBを使用するのがバランスの良い選択です。

また、配線ルートによっては、ケーブルの曲げ半径が小さくなりすぎないように注意が必要です。

ブースターや分配器も、ケーブルと同様に周波数帯域の対応が求められます。

「3224MHz対応」と明記されている機器を使用しないと、4K8K放送の信号を正しく受信できません。

せっかく高品質なケーブルを導入しても、周辺機器が古い規格のままでは、その性能を十分に発揮させることができません。

DIYでケーブルを加工する際にありがちなのが、F型コネクターの圧着不良です。

内部の芯線が適切に導通していなかったり、シールドが短絡していたりすると、映像が途切れる原因となります。

専門の工事業者は、専用の工具を使用して確実に圧着し、信号レベルを測定してから作業を完了させます。

見た目では判断が難しいトラブルこそ、専門知識を持つ業者との差が出やすい部分です。

壁内配線をそのまま使用する場合、古い配線管に新しい太いケーブルが通らないことがあります。

無理に通そうとすると、他の配線を傷つけたり、断線させたりするリスクがあります。

特に築年数が古い住宅では、事前に配線ルートの確認が必要です。

この点についても、経験豊富なアンテナ業者に依頼すれば、スムーズに対応してもらえるでしょう。

ケーブルの交換は、一見すると簡単な作業に見えるかもしれませんが、実際には専門的なノウハウと測定器が必要となる作業です。

誤った接続を行うと、画質の低下や機器の故障につながる可能性もあるため、少しでも不安を感じたら、専門業者に相談することがおすすめです。

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テレビアンテナケーブルは、美しい映像と安定した受信を支える重要な役割を果たしています。

古いケーブルや規格の合わないケーブルを使い続けていると、テレビの性能を十分に引き出すことができません。

今回の記事を参考に、少しでも不安を感じた方は信頼できる専門業者に相談し、最適なケーブルを選びましょう。

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