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アンテナ見積もりはコチラ■BS/CSアンテナに電源を供給する仕組みとは

BS/CSアンテナは、地上波アンテナとは異なり、必ず電源供給が必要です。
ここでは、なぜ電源が必要なのか、どのように供給されるのかを詳しく解説していきます。
アンテナに電源が必要な理由
BS/CSアンテナのパラボラアンテナの中心部には、「コンバーター」と呼ばれる装置が取り付けられています。
このコンバーターは、衛星から送られてくる微弱な電波(12GHz帯)を受信し、ケーブルで伝送しやすい周波数帯(1~2GHz帯)に変換する重要な役割を担っています。
コンバーターは電子部品で構成されているため、動作するには電源が必要です。
地上波アンテナは受信した電波をそのまま伝えるだけですが、BS/CSアンテナは周波数変換という処理を行うため、電源なしでは機能しません。
衛星放送の電波は地上に届く時点で非常に微弱なため、コンバーターによる信号処理と安定した電源供給が欠かせません。
テレビやチューナーからの給電方式
BS/CSアンテナへの電源供給は、通常「テレビ」「レコーダー」「チューナー」などの受信機器から行われます。
これらの機器には「アンテナ電源供給」という機能が搭載されており、アンテナケーブルを通じて直流15V程度の電力をアンテナ側に送り出します。
具体的には、テレビやレコーダーのBS/CSアンテナ入力端子から、信号線(同軸ケーブル)を通じて電源が供給される仕組みです。
映像・音声信号と電源が同じケーブル内を通るため、別途電源ケーブルを引く必要がありません。
一般的な家庭では、テレビのBS/CS入力端子の設定で「アンテナ電源:オン」にすることで給電が開始されます。
複数のテレビがある場合でも、いずれか1台が給電していれば、分配器を通じて他のテレビでもBS/CS放送を視聴できます。
給電方式によるメリット・デメリット
テレビやチューナーから給電する方式のメリットは、配線が簡素化される点です。
アンテナ用に別途電源コンセントを屋外に設置する必要がなく、室内のテレビから給電できるため、工事が簡単で費用も抑えられます。
一方でデメリットもあります。
テレビやレコーダーの電源を完全に切ってしまうと、アンテナへの給電も止まってしまいます。
そのため、録画予約している別の機器がある場合、給電している機器の電源を切ると録画に影響が出る可能性があります。
また、複数のテレビで同時に給電設定をオンにすると、過電流によって機器が故障するリスクもあるため注意が必要です。
■テレビやレコーダー経由で電源を供給するには
ここからは、実際にBS/CSアンテナに電源を供給する手順について解説していきます。
対応機器の確認方法
まず、お手持ちのテレビやレコーダーがBS/CSアンテナへの給電に対応しているか確認しましょう。
取扱説明書で「BS/CSアンテナ電源」「アンテナ電源供給」などの項目があれば対応機種です。
また、テレビの設定メニューから「アンテナ設定」を開き、「BS/CSアンテナ電源」という設定項目があるかチェックする方法もあります。
背面のアンテナ端子付近に「BS/CS 15V 0.XA」などの表示があれば、給電機能があることを示しています。
供給手順
BS/CSアンテナへの電源供給は、以下の手順で行います。
1.アンテナケーブルの接続
BS/CSアンテナから延びるケーブルを、テレビまたはレコーダーの「BS/CS入力」端子に接続します。
2.テレビの電源を入れる
テレビまたはレコーダーの電源をオンにします。
3.設定メニューを開く
リモコンの「設定」ボタンや「メニュー」ボタンを押し、設定画面を開きます。
4.アンテナ設定へ移動
「放送受信設定」「アンテナ設定」などのメニューから、BS/CS関連の設定項目を探します。
5.アンテナ電源をオンにする
「BS/CSアンテナ電源」という項目を見つけたら、「オン」または「供給する」に設定します。
6.受信状況を確認
アンテナレベル(受信強度)を確認し、十分な信号が受信できているかチェックします。
信号と電源を同時に供給する方法
BS/CSアンテナケーブルは、映像・音声の「信号」と「電源」を同時に供給できる仕組みになっています。
これは「重畳給電」と呼ばれる技術です。
同軸ケーブル内では、高周波の信号(映像・音声)と直流の電源が混在して伝送されます。
ただし、分配器やブースターを使用する場合は、「電流通過型」の製品を選ぶ必要があります。
通常の分配器は電流をカットしてしまうため、アンテナまで電源が届きません。
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アンテナ見積もりはコチラ■給電できない・映像が乱れる場合の原因は?
BS/CS放送が映らない、映像が乱れるといったトラブルの原因と対処法を紹介しておきます。
ケーブル不良や接触不良
アンテナケーブルの劣化や接続不良は、給電トラブルの最も多い原因です。ケーブルが古くなると、内部の導線が断線したり、絶縁体が劣化して信号が漏れたりします。
また、F型コネクタが緩んでいたり、中心導体が曲がっていたりすると、給電も信号伝送も不安定になります。
対処法としては、まずすべてのコネクタを一度外して、しっかりと締め直してみてください。
端子部分に汚れや錆がある場合は、接点復活剤などで清掃します。
それでも改善しない場合は、ケーブルそのものを新品に交換することをおすすめします。
テレビ側設定ミス
意外と多いのが、テレビ側の設定ミスです。
最も多いのは、「BS/CSアンテナ電源」の設定が「オフ」になっているケースです。
テレビの初期設定では「オフ」になっていることもあるため、必ず設定メニューから確認してください。
別のよくある問題として、複数のテレビで同時に給電設定をオンにしてしまうケースがあります。
これは過電流の原因となり、機器の故障につながる可能性があるため、給電は1台だけに設定してください。
信号強度が弱い
アンテナへの給電は正常でも、受信する電波そのものが弱い場合があります。
BS/CSアンテナは、南西方向の衛星に向けて精密に調整する必要があります。
角度が数度ずれるだけでも受信レベルが大きく低下します。
天候の影響も大きく、豪雨や大雪の際は一時的に受信レベルが低下することがあります。
これは「降雨減衰」と呼ばれる現象です。
また、アンテナ本体の劣化も考えられます。
パラボラ面に汚れがついていたり、コンバーター部分が錆びていたりすると、受信性能が落ちます。
ブースターの調整
ブースター(増幅器)を使用している環境では、ブースターが原因でトラブルが発生することもあります。
電源分離型ブースターの場合、専用の電源部からブースターへ給電し、そこからさらにアンテナへ給電する仕組みです。
この電源部の電源が入っていないと、アンテナへの給電も行われません。
また、ブースターの利得(増幅率)設定が適切でない場合、信号が過剰に増幅されて逆に画質が悪化する「過入力」という状態になることがあります。
ブースターの設定や交換は専門知識が必要なため、自信がない場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
■お困りの際はアンテナつけるくんへ

BS/CSアンテナの設置や給電トラブルでお困りの際は、専門業者への相談も検討しましょう。
アンテナ工事会社へ依頼するメリット
アンテナ工事会社に依頼するメリットは多数あります。
専門知識と経験を持つプロが、最適な位置にアンテナを設置し、精密な角度調整を行うため、最高の受信状態を実現できます。
分配器やブースターの選定・設置もプロに任せれば、不要なトラブルも防げます。
BS/CSアンテナ工事費が実質無料になるキャンペーン実施中
「アンテナつけるくん」では現在、BS/CSアンテナ工事費が実質無料になるお得なキャンペーンを実施しています。
新規設置はもちろん、アンテナの向き調整や配線の見直しなど、給電に関するトラブルにも対応しています。お気軽にお問い合わせください。
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アンテナ見積もりはコチラ■まとめ
BS/CSアンテナには、コンバーターを動作させるために電源供給が必須です。
通常はテレビやレコーダーから同軸ケーブルを通じて給電されますが、適切な設定と配線が重要です。
トラブル時は、ケーブルの接続、テレビの設定、信号強度、ブースターの状態を確認しましょう。



