【簡単解説】分波器と分配器の違い!よくあるケースではどっちが最適?

【分波器・分配器の勘違いに注意】
テレビアンテナ関連の配線を自分で行う際、「分波器」「分配器」という2つの機器で迷う方が多くいます。

似たような名前のため混乱しがちですが、実は全く別の働きをする機器です。
間違った選択をしてしまうと、せっかくのテレビ画面に何も映らないトラブルが起きてしまいます。

この記事では両者の違いを明確にし、どんな時にどちらを使えばよいのかを分かりやすく解説します。

正しい知識で、ストレスフリーなテレビ環境を実現していきましょう。

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■分波器と分配器の基本的な違い

どちらもアンテナ周りで使用する機器ではありますが、担当する仕事内容は全く異なります。

ここからは、それぞれがどんな働きをするのか、どんな場面で使用するのか詳しく解説していきます。

分波器の役割

分波器というのは、1本のケーブルに入り込んでいる別々の種類の電波を「仕分けする」ための機器です。

さらに分かりやすく言うと、地上波放送とBS/CS衛星放送という2種類の電波を分ける装置になってきます。

屋根に設置されたUHFアンテナとパラボラアンテナが拾った電波は、混合器で1本にまとめられて家の中に入ってきます。

その1本になった電波を、テレビの前で再び「地上波用」「衛星放送用」に分けることが分波器の役割となっています。

本体には「地上波OUT」「衛星放送OUT」という2つの差し込み口があり、テレビ背面の該当する穴にそれぞれ差し込みます。

分配器の役割

分配器というのは、1本のケーブルで届いた電波を「複数方向に分岐させる」ための機器です。

設置されているアンテナからの電波を、家中の様々な場所にあるテレビへ届けたい時に活躍する機器です。

具体的な例を挙げると、2分配タイプなら入力1に対して出力2、4分配タイプなら出力4という具合に枝分かれさせられます。

一階のリビング、二階の寝室、子供部屋など、家族それぞれの部屋でテレビを楽しみたい時に欠かせない機器です。

注意点として、分配すればするほど各出力への電波パワーは落ちていきます。

2つに分ければ約3dB、4つに分ければ約7dB程度弱まるので、もともと電波が強くない地域では工夫が必要になります。

名前が似ていて間違えやすいが注意が必要

この2つの機器は、名称があまりにも似ているため、購入時に間違えるケースが多いです。

しかし、用途を間違えるとテレビが映らなくなる可能性があるため要注意です。

たとえば、地上波と衛星放送を分けたいのに分配器を買ってしまった場合、出力された両方の端子に、地上波も衛星放送も混ざったままの電波が流れてしまいます。

テレビ側は何が何だか分からず、特に衛星放送が全く映らないという現象が起こります。

反対に複数の部屋に電波を送りたいのに分波器を買ってしまうと、地上波専用と衛星放送専用の出力に2つになってしまい、どちらか片方しか見られません。

■それぞれの機器が必要になるケースは?

ここからは、実際の生活シーンを想定していきます。

分波器・分配器それぞれが「これは絶対必要だ」となる状況を紹介します。

分波器が必要になるケース

分波器は主に、地上波と衛星放送の電波を分離したい場面で必要となってきます。

①1台のテレビで地デジとBS/CSを視聴したい

これが一番よくあるパターンです。

一台のテレビで普通の地上波チャンネルも、BSやCSの衛星放送チャンネルも両方見たいという希望がある場合、分波器が活躍します。

最近のテレビには「地上デジタル」と「BS・110度CS」という別々の入力穴が背面に用意されています。

壁から出てくる電波が一緒になっている時は、分波器で仕分けしてから各穴に差し込む必要があります。

②壁のアンテナ端子が1つしかない

お部屋の壁を見ると、アンテナ端子が一つだけあるケースも多いです。

その一つの穴から出てくる電波には、多くの場合に地上波と衛星放送の両方が含まれています。

壁から伸びたケーブルをまず分波器に通し、そこから地上波用と衛星放送用の2本に分けてテレビに接続すれば、両方のチャンネルが楽しめるようになります。

賃貸マンションやアパートでは、このタイプの配線設計が標準的です。

③BS/CSアンテナはあるのにBS/CS放送が見れない場合

ベランダや屋根にパラボラアンテナがちゃんと付いているのに、なぜか衛星放送が映らないというお悩みもよくあります。

これは分波器を使っていないことが原因の可能性があります。

アンテナ設備側で地上波と衛星放送をミックスして送ってきているのに、テレビ側では地上波の入力端子だけに繋いでいる状態だと、衛星放送は当然映りません。

ここで分波器を導入して正しく配線し直せば、あっさり解決することが多いです。

分配器が必要になるケース

一つのアンテナ設備から複数台のテレビに対して電波を送る場合に分配器が必要です。

①複数の部屋やテレビで視聴したい

一階リビング、二階主寝室、子供部屋など、家中の色々な場所でそれぞれテレビを見たいなら分配器の出番です。

一つのアンテナが受信した電波を、各部屋へ振り分けて送り届けることができます。

見たい部屋が3つであれば3分配、4つあれば4分配、それぞれのタイプという風に選びます。

新築を建てる時やリノベーション時に、天井裏や専用の配線ボックス内に組み込むのが一般的です。

②一部の部屋だけが映らない場合

今まで普通に映っていたのに、急に特定の一部屋だけテレビが映らなくなった、というトラブルも起こります。

これは分配器の劣化や接続不良が疑われます。

分配器も機械なので、何年も使っていれば壊れることがあります。

他の部屋は問題なく映るのに一箇所だけダメという時は、分配器からその部屋への配線ルートをチェックして、必要なら分配器本体を新しいものに交換すれば直ります。

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■自分で接続した際の注意点

分波器も分配器も、接続自体はそこまで難しくありません。

ただし、いくつか気をつけないといけないポイントがあります。

信号レベル低下による視聴不良

分配器を使うと、枝分かれする分だけ電波の力が弱まります。

2つに分ければ約34dB、3つなら約56dB、4つなら約7~8dBというように減衰していきます。

元々電波の弱いエリアだったり、アンテナの性能があまり高くなかったりすると、分配した結果さらに弱まって画面が映らなくなることがあります。

特に雨や風の強い日だけ調子が悪いという症状が出たら、電波不足を疑いましょう。

こういう時は、電波を増幅するブースターという機器を分配器より手前に入れると改善します。

接続間違いによる視聴不良

分波器と分配器を買い間違えたり、ケーブルを差し込む場所を間違えたりすると、当然ながらテレビは正常に映りません。

分波器には「入力(IN)」「地上波出力」「衛星放送出力」という穴があり、これらを正しく繋がないといけません。

特に地上波と衛星放送の出力を逆に差してしまうと、どちらも映らず真っ暗なままです。

分配器でも「入力(IN)」と「出力(OUT)」を逆に繋ぐミスが起こりやすいです。

困ったときは専門業者に依頼しよう

自分でやってみたけれど上手くいかない、そもそもどの機器を買えばいいのか分からない、そんな時は無理せずプロに頼むのが賢明です。

アンテナ工事の専門会社なら、現地で電波の強さを測定器で調べ、最適な機器選びから取り付け、調整まで全部やってくれます。

特に屋根裏や高い場所での作業が必要な場合、安全面を考えてもプロに任せる方が安心です。

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分波器・分配器の選び方や取り付けはもちろん、新しくアンテナを立てたい、ブースターを追加したいといったご要望にもお応えします。

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■まとめ

分波器と分配器、似た名称で混同する方が多いですが、その役割は全然違います。

分波器は地上波と衛星放送を仕分ける機器、分配器は複数の部屋に電波を振り分ける機器です。

目的を間違えて選んでしまうとテレビが映らないトラブルになるので、購入前にしっかり確認が必要です。

自分で作業するのが不安な方や、電波環境に問題がありそうな方は、専門業者への相談をおすすめします。

正しい機器と適切な配線で、ストレスのないテレビ生活を楽しみましょう。

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